初音ミク、TaKU.K - 妄執のゲルニカ
[ti:妄執のゲルニカ]
[ar:初音ミク (初音未来)/TaKU.K]
[al:アルカロイドに溺れる]
[by:]
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[00:00.00]妄执のゲルニカ - 初音未来/TaKU.K
[00:19.16]一粒を飲み干して
[00:20.94]ひととき極彩色の夢に溺れ
[00:23.83]二粒を噛み砕き
[00:25.65]微睡む耽美な沼で虹を眺む
[00:33.36]十の悦舐め回す
[00:34.96]奪われた熱の跡を
[00:36.64]残さぬように
[00:37.82]百の楽貪れば
[00:39.65]砕けド晴れぬ
[00:40.73]憎しみも楽になる?
[00:42.45]閉じ込めた匣を
[00:43.75]開けぬように
[00:44.68]只蛆や愚者となりて
[00:46.16]身を零す
[00:47.13]苦い死骸みたいな蜜の味
[00:49.27]上塗りしていく恥も知らずに
[00:51.92]ああ仕舞えない
[00:53.71]桜の肌の温もりを
[00:56.57]ああ逃せない
[00:58.26]誓いを交わす声を
[01:01.28]ああ逃れたい
[01:03.07]赤黒く染まりし記憶
[01:05.91]塗り重ねて色を潰れて
[01:08.00]眼は黒へと沈む
[01:20.00]瘦せこけた頬に漥んだ目
[01:22.16]妖を模したような寂の果て
[01:24.38]げに恐ろしや
[01:25.60]水面の痴鈍
[01:26.79]己が罪を逃れて絶えるなど
[01:29.37]飽く無き欲が湧き上がれば
[01:31.53]又虫や腐者の如く這い回る
[01:33.93]辛い痛い得たいと哭く心
[01:36.13]逃れた罰が
[01:37.25]注ぎ込まれていく
[01:38.46]のたうち回る
[01:39.86]ああ憎らしい
[01:41.66]穢れた肌に突き刺した
[01:44.47]ああ煩わしい
[01:46.26]ザラつく声で達した
[01:49.31]ただ虚しい憂さ晴らし
[01:51.90]醜態の身を晒し幹き笑う
[01:54.79]過去の一幕
[01:56.16]色濃く脳の髓を浸す
[02:17.41]裂けぬ肌を搔いて
[02:18.55]枯れぬ声で鳴いた
[02:19.76]然れどがのを巡るような
[02:22.13]満たし満たされていた
[02:23.38]ささやかな暮らしへ
[02:24.36]戻りたい戻れないが
[02:25.59]繰り返される
[02:26.62]明けぬ夜の中で
[02:27.84]果てぬ悪夢を見た
[02:29.04]幾度捲り捲れば
[02:30.17]終わるだろうか
[02:31.41]逃れる術は無く
[02:32.57]向き合う肝は無く
[02:33.84]埋められた理性感性
[02:45.46]ああ分からない
[02:47.26]初めて触れた肌のこと
[02:50.17]ああ分からない
[02:51.94]寄り添う誰かの声
[02:54.77]あァわからないワカラナイ
[02:57.48]かなしみとはナニ?
[02:59.44]朧の目に映るもの無し
[03:01.66]二度目は抜け殻となる
[03:09.15]嗚呼二つの器が
[03:11.53]満たされることはない